わきがセルフチェック!「わきがかも?」が今すぐ判断できる!
自分が「わきが」かどうかは、自分ではなかなか判断しにくいものです。できれば第三者に臭いを確認して欲しいものですが、それもなかなか難しいですよね。
そこで、ここでは、わきがかどうかを確認できる「セルフチェック」のポイントをご紹介したいと思います。
1.あなたはわきがかも?!チェックポイント一覧
次の6つの項目にご自身があてはまるかどうかを考え、当てはまるものにはチェックを入れて下さい。
チェック内容 | レベル | チェック | |
---|---|---|---|
1 | 肉、乳製品、脂ものを食べることが多い。 | 低 | |
2 | 汗に粘り気があるように感じる。 | 低 | |
3 | 体毛(わき毛)の量が多い。 | 中 | |
4 | 服の脇部分に黄色いシミができる。 | 中 | |
5 | 耳垢がしっとり(べたべた)している。 | 高 | |
6 | 家族にわきがの人がいる。 | 高 |
【チェック2個以下】
・・・わきがの可能性はごく低いと考えられます。清潔を保ち、食生活の乱れに気をつけましょう。
【チェック3~4個】
・・・わきがの可能性は低いのですが、食生活によっては体臭が強くなります。
【チェック5個以上】
・・・わきがの可能性が高いと考えられます。
「レベル」はわきがの可能性の高さを示しています。
チェックが4つ以下でも、レベル「高」にあてはまる場合にはわきがの可能性があると考えましょう。
2.セルフチェックでひっかかったら・・・
今回のセルフチェックで5個以上の項目に当てはまった場合は、わきがの可能性が高くなります。では、ひとつひとつの項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。
【1.肉、乳製品、脂ものを食べることが多い】
動物性たんぱく質や脂肪分の高い食事を摂ると、汗の中にわきが臭の原因となる成分が増えやすくなります。必ずしも強い臭いに繋がるわけではありませんが、野菜や魚中心の食事のほうがわきがを予防しやすいと考えられています。
【2.汗に粘り気があるように感じる】
肌にべたつきが残る汗は、においの原因である脂肪分が多く含まれています。体質が原因であることもありますが、食事や喫煙、飲酒、ストレス、生活のリズムの乱れなども原因となります。
【3.体毛(わき毛)の量が多い】
わき毛は臭いの元を溜め込みやすく、臭いの範囲を広げてしまうものでもあります。雑菌も溜まりやすいので、わき毛は処理してしまったほうがよいと考えられています。
【4.服の脇部分に黄色いシミができる。】
わきがの原因となる汗を出す汗腺を「アクポリン腺」と言いますが、この汗腺から出る汗には、衣類のシミになるような成分(脂肪分、たんぱく質など)が含まれています。
特にわきがではない場合にも衣類に黄色いシミができることはあります。しかし、襟元などに比べて脇のシミが濃い場合には注意が必要です。
【5.耳垢がしっとり(べたべた)している】
耳垢のタイプには2種類あり、水分がなくかさかさしている耳垢の人と、水分を含んで湿っており、「しっとり・べたべたしている」(キャラメル状とも言われます)耳垢の人がいます。
耳垢が湿っている人は、耳の中にアポクリン腺が多いので、脇にも多いと考えられるのです。あくまでも可能性が高いということなので、必ずしも湿った耳垢の人がわきがであるとは言えません。
【6.家族にわきがの人がいる】
両親、あるいは両親のどちらかがわきがだと、子供に遺伝する可能性が高くなります。
3.勘違いかもしれない場合も?
自分の臭いは自分ではわかりにくいものです。そのため、「周りの人に『臭う』と思われているかもしれない」と勘違いしたり、思い込んでしまっている方もいます。
この勘違いや思い込みが強すぎると、精神な疾患に発展してしまう場合があるので、注意が必要です。ちなみに、この疾患を「自臭症」(じしゅうしょう)、または「自己臭恐怖症」(じこしゅうきょうふしょう)と言います。
さて、今回のセルフチェックを行い、当てはまるものが多ければわきがの可能性は高くなりますが、
・すべて当てはまっても、わきがではない可能性もある。
・当てはまるものが多いほど重度のわきがであるわけではない。
・食生活の改善、体毛の処理、体を清潔にすることなどで、対処できる場合が多い。
ということを忘れないようにしてください。